活動レポート 猪名川体験フェスタは、猪名川流域の住民に、猪名川の水環境の改善に関する取り組みを知ってもらうことを目的としたイベントです。「猪名川漁業協同組合」「流域ネット猪名川」等の活動団体や、流域にある高校の生徒もブース出展を行い、河川管理者と地域が連携して水質改善の取り組みをPRする体験ブース出展や活動発表等を行いました。
猪名川河川レンジャーは猪名川の水質調査体験ブースとステージでの猪名川クイズを行い、猪名川の水環境について多くの参加者に楽しく学んでいただきました。
猪名川河川レンジャーの体験ブースでは、水中のCOD(水中の汚れを分解するときに使われる酸素の量「化学的酸素要求量」のことで、水の汚れの程度をあらわす指標)を調査するパックテストを用いて、猪名川の水の水質調査をしていただきました。猪名川の水は当日に3箇所(多田神社前、呉服橋付近、藻川分派点付近)で汲んだものを用意しました。
まず、参加者にはその中から1つ選び、水の色やにおいを体感していただきました。その後、パックテストを用いて水質を調べ、猪名川の水がきれいであることを実感していただきました。実験の中で、「こんなに猪名川の水がきれいなのは知らなかった」という声もありました。
猪名川の水を調査した後は、割り箸の先につけたジュースを水に混ぜて、再度CODを調べていただきました。川の水にジュースのような汚れが混ざると、それを栄養にしてプランクトン(微生物)が増えすぎてしまうので、魚が住めない水質になってしまいます。ジュースを一滴入れただけで水質が低下したという結果に対し、参加者からは、「見た目も変わらないのにこんなにすぐ汚れるんだ」と驚く声が多く上がりました。会場内にはプランクトンを顕微鏡で観察できるブースもあり、「さっきプランクトンを見たよ。水質が悪くなるとあれが増えすぎてしまうんだね」と話す親子もいました。
体験を終えた参加者からは、「川にゴミを捨てたらいけない理由が子供にも伝わったと思う」や「身近なところから環境や生き物に気を遣っていきたい」という感想もいただき、水質調査体験を通じて、猪名川の水質や環境がよいこと、これらを守っていくことの重要性を啓発することができました。
イベントの午後に行われたステージ発表では、田中河川レンジャーが「猪名川クイズ」を行い、子どもやイベントスタッフをはじめ、多くの方にご参加いただきました。「猪名川は昔何に使われていた?」「猪名川にいる外来生物は?」「川にゴミを捨てると罰金はいくら?」など、猪名川の歴史や水環境をはじめ、ごみ問題などについてもクイズで楽しく学んでいただきました。また、過去10年間で猪名川の水質が全国で最もよくなったということをクイズで伝えると、参加者からは驚く声が上がりました。猪名川クイズを通じて、猪名川のさまざまなことを楽しく知っていただきました。