活動レポート猪名川町立猪名川中学校より出前授業の依頼を受け、3年生の総合学習の一環として、猪名川に関する講義と水質調査を行いました。
【猪名川に関する講義】
最初に、猪名川の概要や水質・生物等について、クイズを挟みながらスライドで説明しました。生徒の皆さんは意外と猪名川に馴染みが薄いようで、最初は「猪名川ってどこ?」という声もありましたが、講義を進めると、「猪名川の名前の由来は?」「猪名川の水質が良くなったのはなぜ?」などのクイズに積極的に参加してくれました。
【猪名川の観察・採水】
柏梨田橋へ移動し、猪名川の水の濁りやゴミの量、川底の状態などを各自で観察・記録してもらいました。川底には藻がついているものの、川の水は透き通っていて、ゴミも少ないことを確認しました。
次に、水質調査を行うために、バケツを用いて川の水を橋の上から採水してもらいました。初めての非日常的な体験だったようで、生徒の皆さんは楽しみながら取り組んでくれました。
【水質調査】
猪名川で採水した水を室内に持ち帰り、水質調査を行いました。
まずは、カップに入れた水を観察し、猪名川の水は濁りやにおいがなく、きれいな水であることを確認しました。次に、水質パックテストを使って、水に含まれる汚れ(化学的酸素要求量COD:有機物の汚れ、アンモニア態窒素NH4-N:し尿等による汚れ)の量や水素イオン濃度(pH)を調査し、猪名川の水は汚れが少なく、魚の住みやすいきれいな水であることを再確認してもらいました。
さらに、猪名川の水にジュースをわずかに混ぜて再度CODを調査し、少量のジュースでも水質が大きく悪化し、魚が住めないほど汚れてしまうことを実験で確かめてもらいました。生徒の皆さんは、少しの汚れでも水質が大きく変わることに驚いていました。
【出前授業のまとめ】
最後に出前授業全体のまとめとして、猪名川の水質や生き物を守ることについてお話しさせていただきました。また、余った時間で水谷河川レンジャーが作った猪名川の生物標本(ウシガエル、モクズガニ、アカミミガメ、ヌートリアなど)を紹介すると、皆さん興味津々でとても盛り上がっていました。
今回の出前授業が、猪名川に興味を持ち、猪名川について考えるきっかけになれば嬉しいです。